偽ポトチャリポラパ

偽sukekyoです

ポトチャリポラパダイアリー2024 #3

職業訓練校の話

承前
職業訓練校に行ってます。ハローワークで紹介されたところです。

・4月くらいからずっと応募を受けてます。そして落ちてます。軽く考えてましたが軽く落とされています。1回目はJR富山駅前近くの雑居ビルにあるところです。受かる気満々でいたけど落とされました。
「入るにあたって2つ大事なルールを守っていただきたい」。上下ジャージの体育教師みたいなおっさんがいいました。顔つき体つきも体育教師みたい。
「ひとつ。当校は禁煙だし近所で喫煙して吸い殻を捨てていくのは止めていただきたい。近所から苦情が出ています。もうひとつ。クルマで通学するときは必ず申し出て駐車場の登録をしてもらいたい」
・ん?ヤンキー高校?って思いました。だから余計に余裕だなと慢心していたのかもしれません。
・軽い試験と面接。面接は雑居ビルの廊下に立って行われた。
「タバコは吸いますか?」「吸いません」
「クルマで通いますか?」「電車できます」
・これだけ。
・そして落とされました。
・そりゃあ自信がぐらぐらになります。試験がダメだったか?簡単なカッコ付きの四則計算や分数の掛け算とか、各国の首都(スペインとか)を描いたりするところだぜ?とはいえ、当時の総理大臣がど忘れしてた。岸田文雄ね。岸田が出てこなかった。

・すげえショックで、次は、ビルメンテナンスをするつもりで配管系のにしました。
・前回は私服だったのがダメだったのかと真夏だったけどスーツ着込んで、事前見学もして、好感触だったから、試験も下準備もばっちりで臨みました。
・定員10人におれ入れて4人しかいませんでした。前回は試験会場満タンで50人くらいいました。よしいけると思い、今回は紙に描かれている箱をいくつあるか数えるみたいなやつ。適性検査ですね。前職にもこれありました。
・そいで面接で、希望のところにバカ正直に右手が麻痺で少しひとより仕事などが遅れる可能性がありますなんて書いてたらそれがばっちり引っかかって。そのことを詰められます。
・いや、それはだから、事前見学のときに言っておいたら「大丈夫ですよ」といわれてたから安心してたのにあらためて詰めてきます。というか、大丈夫ですよっていってた男はおれを詰めていた男の隣でうつむいていましたよ。目を合わせません。そのことを逆に詰めようかと思ったけど默まってました。いちおう万が一ってこともあるかと思ってたのです。
・で、おれだけ落ちるのな。101,102,103が合格でおれ104。前回のときは女性が多かったけど、今回はおっさんばかりでなおかつおれは若い方だったのにな。まあ、あれだけ落とすとかおまえだけ特別扱いは難しいみたいなことくどくどといわれてたらな。でも、それなら前もっていっておいてほしかったわ。残ってたおっさんらも最後に「ではまた会いましょう」なんて別れていたのにですが、「おい、あいつだけ落ちてるわプークスクス」なんていわれてたのでしょう。

・ということで、すっかり職業訓練校というものに嫌気が差していたのです。

職業訓練校を受ける前にキャリアコンサルティングってのを受ける必要もあるのよ。これがめんどくさい。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/jinzaikaihatsu/career_consulting.html

マイジョブカードを作り、紙に印刷して、それを持って、電話をかけて予約をとって、女性と2時間弱話をして相談するってことで。それを2回繰り返すのがまた無職でふらふら生きてるものにはとてもダルいことだったのです。

だから、就職しようかなあって、身体障害者用の就職説明会もいったのでした。実は、前回のときもいったし、前回のときと同じ場所。なおかつ、前回もクルマが止められなくて往生したのを思い出しながら往生してました。
・ところが苦労して止めてゼエゼエいいながら速歩きで入った職場にロクな物件がないんだよね。別にここで探さなくても普段からこれくらいの待遇のところはどれだけだってあるやと。
・ついに1回も話を聞かずに出ていった。
・あー、無駄に時間を過ごしたのでした。

・と、やっぱり年内は受けれるだけ職業訓練校受けてみるっペかなと。もはや徒手空拳ではどうにもならんからなという建前+まだ楽してえなあってのもありいので。
・で、目についたいくつかを吟味した結果、チョイスしたのが今のところ。

・PC系のところと、駐車場料金が無料ってのが決め手。ほかは月に1万とかあったし。

・住所の通りいってみるとまるで民家。昭和の民家。路地の突き当りにある民家。アルミ缶の上にある民家。

・で、テストを受ける。簡単な四則計算などのいつものやつ。そして面接。普通の民家の2階の畳の部屋のテーブルに座る。

 

ハローワークに前もっていわれてたのだと募集がいまのところひとりで、もしかしてそれだと学校自体が開かないかもといわれてて、「またか」と思ってましたし、面接のときもずばりそういってきたが、なんとなく雰囲気で学校は開催しそうだし、おれ合格っぽいなと思ってました。薄っすらとだけど「入ることで疑問に思っていることはありますか?」的な質問もありましたし。

・で、実際合格。2022年11月以来久しぶりに毎朝決まった時間に起きて決まった時間に決まった場所に出かけるという生活になりました。

 

職業訓練校の生活

・12月現在学校に通ってます。パソコンスクールと看板がかかってる民家です。入ってすぐ居間がぶち抜きで机が並べてあります。昭和の民家なら葬式をする客間ぶち抜きのところです。10組の机と椅子がありPCが10台あります。

・でも、生徒はおれひとり先生ひとりです。昭和の家なのでエアコン(最新型)にファンヒーターも回ってるけど薄ら寒いです。寒い日はキーボードを打つ手がかじかんでますね。じゃなくても最初は劣悪なDellの安物PCのキシキシいうキーボードだったので余計にダメでしがし、やっぱ右手麻痺なんで、長くキーボード打ってると手が固まってくるんですよね。

・9時から16時まで、12時から1時間昼食をはさみ、いちおう1時間に10分程度の休憩をはさみつつやってます。

・そこで、マイクロソフトのオフィスをWORDからさらって試験を受けて、次に受けるという段取り。WORDは1級試験合格しました。

・予備校的な勉強法です。試験用の模擬問題を順繰りに解いて回ってわからないときは詰められて叱られて覚えて次に進むという具合ですね。

・受験勉強的なやり方なのでここで級をとったところで実戦で役に立つのかよくわかりんませんが、まあ、それでも資格は資格だしなって。

・WORDで店のメニューを作ってましたからまだ馴染みはありますが、いまやってるEXCELがねえ。わからんわー。関数とかもわからんわ。

・そいでもって先生がわからないときやまちがったときに、なぜわからないかを答えるまで詰め続けるタイプでな。最初はとてもしんどかったけど、彼にあまり他意はないことがわかったら平気にはなった。そういうタイプは前職の年下上司にもいましたし。

・ただ、ほかに何人か生徒がいたらかなり落ちこぼれていたおそれがあるね。

・先生は普通に理系頭なひとでなぜわからないか、なぜまちがったのかを純粋に知りたいためで、そこに深い理由はないんだよね。

・先生にいわせるとおれはわけのわからない思考回路でわけのわからないミスをするとても変わったタイプだともいってたな。多分高圧的な教え方だからビビって変な思考回路になっている恐れはあるね。

・WORDとは勝手が違いすぎているので家に帰ってもEXCEL触ってるこの頃です。この日記を書いてからまた見ようとは思ってます。

 

・で、1時間に10分の休憩があるとはいってるけど、その時間になった瞬間にMSNのニュースをみてその話をしはじめる。大きく3つ。政治か鉄道か大学。とくに鉄道だね。

・それ用のニュースをチョイスしてあるみたいで、「〇〇線廃線かー」みたいのからひとしきり鉄道談義がはじまる。そいでまた授業がはじまるので、ほとんど5時間は休みなくおっさんと話し続けている。この1ヶ月だけで2024年誰よりも話してる。5月ころまでは上の娘はまだ家に住んでいたけども、下の娘もなんかあれば孫を連れてくるけども、結局のところ、このおっさんと話しをしているかもしれない。

・民家が学校なもんで昼休みは2階の畳の部屋にずっといるんだけど、下では先生はたぶん事務をしている娘(2階の居間には彼女の趣味のハーレクイン・ロマンスコミックが大量にある)とテレビをみながらまた大声で話している。元気なおっさんであることだ。

・さしあたっては12/12にEXCELのテストがあり、6日には3つのイベントを片付け、11日にはハロワに失業保険をもらいに行かなくてはならないのです。これが2024年のクライマックスかなと思われます。